Excelでシート名を取得する方法:CELL関数とVBAの使い方

この記事では、Excelでシート名を取得するための方法について詳しく解説します。Excelでは、CELL関数VBAを使用してシート名を取得することができます。シート名を取得することで、データの管理や分析が容易になります。また、シート名を取得する方法を知ることで、Excelの使い方がより効率的になるでしょう。

シート名を取得する際には、CELL関数がよく使用されます。CELL関数は、指定されたセルの情報を取得することができます。たとえば、セルのシート名、セルの行番号、セルの列番号などを取得することができます。CELL関数を使用してシート名を取得する方法について詳しく解説します。

また、VBAを使用してシート名を取得する方法についても解説します。VBAは、Excelのマクロ機能を使用して、自動化された処理を行うことができます。VBAを使用してシート名を取得することで、より複雑な処理を行うことができます。

📖 目次
  1. CELL関数を使用してシート名を取得する方法
  2. MID関数とFIND関数を組み合わせてシート名を取得する方法
  3. シート名を取得して他の関数と組み合わせる方法
  4. シート名を取得する際のエラー回避方法
  5. シート名を含む数式のコピーと貼り付け
  6. VBAを使用してシート名を取得する方法
  7. シート名を一覧で取得する方法
  8. まとめ
  9. よくある質問
    1. Excelでシート名を取得する方法は何ですか?
    2. CELL関数を使用してシート名を取得する方法はどうですか?
    3. VBAを使用してシート名を取得する方法はどうですか?
    4. シート名を取得する方法は、Excelのバージョンによって異なりますか?

CELL関数を使用してシート名を取得する方法

CELL関数は、指定されたセルの情報を取得する関数です。CELL関数を使用してシート名を取得するには、CELL("filename",A1)という式を使用します。この式は、セルA1が含まれるシートのファイル名とシート名を取得します。ただし、この式はファイル名とシート名を含むフルパスを返すため、シート名のみを取得するには、MID関数FIND関数を組み合わせて使用する必要があります。

たとえば、MID(CELL("filename",A1),FIND("]",CELL("filename",A1))+1,255)という式を使用すると、セルA1が含まれるシートのシート名のみを取得できます。この式は、CELL関数で取得したファイル名とシート名のフルパスから、FIND関数で"]"の位置を検索し、MID関数で"]"以降の文字列を抽出します。

この方法は、シート名を取得するための簡単な方法ですが、シート名に"]"が含まれる場合には正しく動作しません。また、シート名が長すぎる場合には、255文字以降が切り捨てられます。したがって、シート名を取得する際には、エラー回避方法を考慮する必要があります。

MID関数とFIND関数を組み合わせてシート名を取得する方法

MID関数とFIND関数を組み合わせてシート名を取得する方法は、CELL関数を使用して取得したシート名の文字列から、不要な部分を除去するために使用されます。CELL関数を使用してシート名を取得すると、シート名の前にファイル名が含まれる場合があります。この場合、MID関数とFIND関数を使用して、ファイル名を除去し、シート名のみを取得することができます。

MID関数は、指定された文字列から指定された位置から指定された長さの文字列を抽出します。FIND関数は、指定された文字列の中で指定された文字列を検索し、その位置を返します。MID関数とFIND関数を組み合わせて使用することで、シート名の文字列からファイル名を除去し、シート名のみを取得することができます。

たとえば、=MID(CELL("filename"),FIND("]",CELL("filename"))+1,LEN(CELL("filename"))-FIND("]",CELL("filename"))-1) という式を使用すると、シート名の文字列からファイル名を除去し、シート名のみを取得することができます。この式では、CELL関数を使用してシート名を取得し、FIND関数を使用してファイル名の終わりを検索し、MID関数を使用してシート名のみを抽出しています。

シート名を取得して他の関数と組み合わせる方法

シート名を取得して他の関数と組み合わせる方法は、Excelの関数をより効果的に使用するために非常に役立ちます。たとえば、シート名を取得してCELL関数と組み合わせることで、指定したセルのシート名を取得することができます。また、シート名を取得してVLOOKUP関数INDEX関数と組み合わせることで、指定したシートのデータを検索したり、指定したシートのデータを取得したりすることができます。

さらに、シート名を取得してIF関数と組み合わせることで、指定したシートのデータに基づいて条件を設定することができます。たとえば、シート名を取得してIF関数と組み合わせることで、指定したシートのデータが特定の条件を満たしている場合にのみ、特定の処理を実行することができます。

また、シート名を取得してTEXT関数と組み合わせることで、指定したシートのデータをテキスト形式で取得することができます。たとえば、シート名を取得してTEXT関数と組み合わせることで、指定したシートのデータを指定した形式で表示することができます。これにより、データの表示をより柔軟に制御することができます。

シート名を取得する際のエラー回避方法

シート名を取得する際には、エラーが発生する可能性があります。たとえば、シート名が長すぎると、CELL関数で取得したシート名が途中で切れてしまうことがあります。このようなエラーを回避するには、MID関数FIND関数を組み合わせて使用する方法があります。MID関数は、指定された文字列から指定された位置と長さの文字列を抽出する関数です。FIND関数は、指定された文字列の中で指定された文字列を検索し、その位置を返す関数です。

これらの関数を組み合わせて使用することで、シート名を正確に取得することができます。たとえば、=MID(CELL("filename"),FIND("]",CELL("filename"))+1,LEN(CELL("filename"))-FIND("]",CELL("filename"))-1) という式を使用すると、シート名のみを抽出することができます。この式では、CELL関数で取得したファイル名から、FIND関数で「]」の位置を検索し、その位置以降の文字列をMID関数で抽出しています。

また、シート名を取得する際には、エラーハンドリングも重要です。たとえば、シート名が存在しない場合に、エラーが発生する可能性があります。このようなエラーを回避するには、IFERROR関数を使用する方法があります。IFERROR関数は、指定された式がエラーを返した場合に、代替値を返す関数です。たとえば、=IFERROR(MID(CELL("filename"),FIND("]",CELL("filename"))+1,LEN(CELL("filename"))-FIND("]",CELL("filename"))-1),"シート名が存在しません") という式を使用すると、シート名が存在しない場合に、代替値を返すことができます。

シート名を含む数式のコピーと貼り付け

シート名を含む数式をコピーして別のセルに貼り付けるとき、シート名が絶対参照でコピーされる場合があります。これは、シート名が $ 記号で囲まれているためです。たとえば、=Sheet1!A1 という数式をコピーして別のセルに貼り付けると、=Sheet1!A1 ではなく =$Sheet1!A1 としてコピーされることがあります。

この問題を回避するには、シート名を含む数式をコピーする前に、セルを選択して F2 キーを押して数式を編集モードに切り替えます。次に、数式全体を選択して Ctrl+C キーを押してコピーします。別のセルに貼り付けるときは、Ctrl+V キーを押して貼り付けます。

また、シート名を含む数式をコピーする際に、シート名が相対参照でコピーされるようにするには、数式を =INDIRECT("Sheet1!A1") のように INDIRECT 関数を使用して書き直すことができます。この方法では、シート名が相対参照でコピーされるため、別のセルに貼り付けるときにシート名が自動的に更新されます。

VBAを使用してシート名を取得する方法

VBAを使用してシート名を取得する方法は、VBAマクロを記述することで実現できます。まず、Visual Basic Editorを開き、モジュールを挿入します。次に、以下のコードを記述します。

Sub シート名取得()
Dim ws As Worksheet
For Each ws In ThisWorkbook.Worksheets
Debug.Print ws.Name
Next ws
End Sub

このコードを実行すると、アクティブブック内のすべてのシート名がコンソールに出力されます。シート名を取得した後、他の処理に使用することもできます。

また、シート名を変数に代入することもできます。以下のコードは、シート名を変数sheetNameに代入します。

Dim sheetName As String
sheetName = ActiveSheet.Name

このように、VBAを使用してシート名を取得する方法は、自動化繰り返し処理に役立ちます。

シート名を一覧で取得する方法

シート名を一覧で取得する方法として、VBAを使用する方法があります。VBA を使用することで、シート名を自動的に一覧で取得することができます。まず、Visual Basic エディター を開きます。次に、モジュール を挿入し、以下のコードを入力します。

Sub シート名を一覧で取得する()

Dim ws As Worksheet

Dim i As Integer

i = 1

For Each ws In ThisWorkbook.Worksheets

Cells(i, 1).Value = ws.Name

i = i + 1

Next ws

End Sub

このコードを実行すると、アクティブなシートのセル A1 から始まる範囲に、シート名が一覧で取得されます。マクロ を実行するには、開発 タブの マクロ ボタンをクリックし、シート名を一覧で取得する マクロを選択して実行します。

まとめ

CELL関数を使用してシート名を取得する方法は、非常に便利です。CELL関数は、指定されたセルの情報を返します。たとえば、=CELL("filename") と入力すると、現在のファイルのパスとファイル名が返されます。このパスとファイル名の中に、シート名が含まれています。

ただし、CELL関数で返されるパスとファイル名は、非常に長い文字列になることがあります。そこで、MID関数FIND関数を組み合わせて、シート名のみを抽出する方法があります。たとえば、=MID(CELL("filename"),FIND("]",CELL("filename"))+1,255) と入力すると、シート名のみが返されます。

シート名を取得して他の関数と組み合わせる方法もあります。たとえば、シート名を取得して、VLOOKUP関数でデータを検索することができます。また、シート名を取得して、INDEX関数MATCH関数でデータを検索することもできます。

ただし、シート名を取得する際には、エラー回避方法を考慮する必要があります。たとえば、シート名が変更された場合、関数が正しく動作しない可能性があります。そこで、シート名を取得する際には、エラー回避方法を考慮して、関数を設計する必要があります。

また、シート名を含む数式のコピーと貼り付けについても注意が必要です。たとえば、シート名を含む数式をコピーして、別のシートに貼り付けた場合、シート名が変更されない可能性があります。そこで、シート名を含む数式のコピーと貼り付けについては、注意が必要です。

VBAを使用してシート名を取得する方法もあります。VBAでは、ActiveSheet.Nameプロパティを使用して、現在のシートの名前を取得できます。また、Worksheetsコレクションを使用して、すべてのシートの名前を取得できます。

シート名を一覧で取得する方法もあります。たとえば、Worksheetsコレクションを使用して、すべてのシートの名前を取得し、Rangeオブジェクトに格納することができます。

よくある質問

Excelでシート名を取得する方法は何ですか?

Excelでシート名を取得する方法は、CELL関数VBAの2つがあります。CELL関数は、指定したセルの情報を取得する関数で、シート名を取得するには、CELL("filename",A1)という式を使用します。ただし、この方法では、シート名がファイル名とともに取得されるため、ファイル名を除外する必要があります。一方、VBAを使用する方法では、ActiveSheet.Nameというコードを使用して、現在のシートの名前を取得できます。

CELL関数を使用してシート名を取得する方法はどうですか?

CELL関数を使用してシート名を取得するには、CELL("filename",A1)という式を使用します。この式では、A1は任意のセルを指定します。ただし、この方法では、シート名がファイル名とともに取得されるため、ファイル名を除外する必要があります。ファイル名を除外するには、MID関数とFIND関数を組み合わせて使用します。たとえば、MID(CELL("filename",A1),FIND("]",CELL("filename",A1))+1,255)という式を使用すると、シート名のみを取得できます。

VBAを使用してシート名を取得する方法はどうですか?

VBAを使用してシート名を取得するには、ActiveSheet.Nameというコードを使用します。このコードでは、現在のシートの名前を取得できます。ただし、このコードを使用するには、VBAエディターを開いて、モジュールにコードを記述する必要があります。モジュールにコードを記述したら、Alt + F11キーを押してVBAエディターを閉じ、シートに戻ります。シートに戻ったら、Alt + F8キーを押して、マクロを実行します。

シート名を取得する方法は、Excelのバージョンによって異なりますか?

シート名を取得する方法は、Excelのバージョンによって異なります。Excel 2013以前のバージョンでは、CELL関数を使用してシート名を取得する方法が使用できません。Excel 2013以前のバージョンでは、VBAを使用してシート名を取得する方法のみが使用できます。一方、Excel 2016以降のバージョンでは、CELL関数を使用してシート名を取得する方法とVBAを使用してシート名を取得する方法の両方が使用できます。

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